♦ケンチク脳®️♦ とは
建築士独自の「ものごとの見方、捉え方」を実践している脳の状態を「ケンチク脳®️」と呼んでいます。
例えば建築士は、3次元の立体と2次元の平面という異なる世界を行ったり来たりするのが得意です。巨大な立体物である建物を何十種類もの平面状の図面に置き換えます。この時脳内では1つの対象物を、分解したり、一部を抜き取ったり、あるいは回転させたり、または透過させたりというイメージの組換えを自由自在に、且つ瞬時に行なっています。そしてまた同じ種類の図面であっても、10分の1サイズ、50分の1サイズ、100分の1サイズと、何パターンもの縮尺で複数枚を作成します。この場合は、いわゆるズームインとズームアウトのカメラ機能を駆使し、近接と俯瞰の視界の切換えをやはり自在に瞬時に脳内で行なっていると考えます。
建築士が自身の脳内に設計した建物を自分の外へ取り出す方法は、図面だけではありません。建築プレゼンテーションでは設計図書を軸に、建築パースと呼ばれる透視図法や投影図法を用いて絵画として場面を表現したり、あるいは建築模型として完成の形を投影させます。もちろん、ダイアグラムなどの図表や文章言語を駆使してのテーマコンセプトの伝達にも手をかけます。
当協会では、このような「異なる分野世界の連動」や「事象の全方向的な捉え方」「革新を生むための柔軟な思考」を実践できる脳の状態をケンチク脳®️とし、これはデザインだけに限らず、人生やビジネスのあらゆる場面において「未来を実現させる能力」に直結するものと考えています。これは、革新イノベーションを生み出す新時代の思考術「」
こどもから大人シニア層まで、個人および組織それぞれに適した方法スタイルで、ケンチク脳®️的な脳の動かし方を習得していただくプログラムを提供しています。